こんにちは、Takacoです。私、サントリー美術館は年間パスポートを持っていたりします。「鈴木其一 江戸琳派の旗手」をきっかけに毎年買うようになりましたーー。
そんなわけで、私は余程のことがない限り、、サントリー美術館の展示はかならず見に行くことにしてます。
この企画展の
チラシを見た時から「何このチラシ!?」と驚いた、今回のサントリー美術館の展示。わくわくしながら行ってきましたーー。(サントリーだから期待ちゃうーーと思ってましたーー)

あまり事前情報ないまま、サントリーへ行きました。
入口にある看板もチラシと共通したデザインで、いつもと雰囲気が違う。ちょっと笑っちゃう。
週刊誌の広告のパロディーですよね。。普段のサントリー美術館とのギャップを考えると、とっても面白いと思いました。
チラシも目立ってました! なんか、、「嘘でしょう、、」と思いつつ、手に取ったりしてました。(SNSでも話題になってましたよねーー)
何も知らずに行ったわけなんですが、見せ方が凝った展示に驚きました。きっと学芸員さんたちが色々アイデアを出し合ったんじゃないかなーー
展示しているものは基本、サントリー美術館のコレクションなので見たことあるものが多かったのですが、見せ方が今までとは違うのでとっても新鮮に感じました!

第1章 うらうらする
普段は正面や表面を向いて展示される作品の裏が見えるように(鏡などを使って)展示されてました。
そうすると普段見えないものがあったりして、、、「凝ってる! オシャレ」
なんて思うものが結構あって、、、粋でしたね。。


第2章 ちょきちょきする
第2章は色々あって現代の姿は切られてしまった、、、作品たちの展示でした。日本美術ものって切られちゃってるもの多いですもんね。。


展示の仕方がこんな風にして、今はなき本来の姿に思いを馳せるような形にしていて「うまいなー」と思いました。
私はこれらの作品が切られてしまっていることを知っていましたが、こういう形で見せられると、、ただ見るのとは違った印象を受けました。
第3章 じろじろする
よーく見ることで色々な発見がある作品たちが展示されてました。
作品によっては虫眼鏡まで用意されてました(私、虫眼鏡のぞいんたんですけど、、説明に書かれていたもの見つけることができなかったです。。なぜーーー)。



第4章 ばらばらする
特にここの展示が凝っていて楽しかったです。
写真のような感じの展示で、もう階段を降りながらわくわくしました。いつもこの場所の展示、デザインが良いよねーー。
本来セットになっているものを、バラバラにして展示してみるという企画でした。これが面白い!


第5章 はこはこする
ここでは普段見ることができない箱が展示されてました! やったーー! 興味津々。(多分、普通の人はあまり興味ないですww)
箱と中身を一緒に展示しているのは何度か見たことあったんですが、バラバラに展示されてて、、箱を見たら、、床にかかれた誘導頼りに中身を見るという、、とっても不思議な展示方法でした。ここでは皆さん、アクティブに動きまくって見てました!



第6章 ざわざわする
この章に展示されている「尾上菊五郎」が今回の展示のメインビジュアルのやつですねーー。
明治時代初期に作られた石版画の役者絵で、よーーく見ると細かい点で構成されています。。すごい。。石版画で、、、。なんとも不気味な雰囲気がります。
みんな大好き! 伊藤若冲の作品も出てました。大胆なデフォルト加減が、、タイトル聞かないと何を書いてるかわからないかもです。。この大胆な感じが若冲らしいですよねーー。


エピローグ ざわつくのその先へ
最後の展示はこんな感じで、、どうしてこれが最後に展示なのかは現場で確認して欲しい。
この感じ、、すごくサントリーっぽくって、嬉しくなった。やっぱりサントリー美術館好きだなーーと個人的にここですごく思いました。



全体的に今まで見たことないような見せ方をしていて、すごい面白い企画展だったと思います。本当、コロナ禍じゃなければ、、、「みんな行って!」と声を大にして言いたいくらいです。
サントリー自体は見ている方は静かな方が多いので、恐怖感はなかったですが、、行くまでがね、、。
この、、コロナ禍に行く企画展については、私個人としては「これさえやれば感染予防はばっちり!」というものはこの世にないと思っているので、自分の身や周りの方達を守るためにも、、あまりおすすめはしません。が、この企画展は本当に興味深かったし、面白かったので、、本当複雑です。