自分のポートフォリオ作成時の記録6

自分のポートフォリオ作成時の記録6

2021-06-28

 Takacoです。ポートフォリオ作成はまだまだ続くんですが、そんなに面白い話はもうないと思うので、今回が最終回にしようと思います。
 なんか、、、意外に私の知っている美術系の話題が豊富になっております。

 今回も一応元ネタである私のポートフォリオを置いておきます。

細野貴子のポートフォリオサイトです。
takaco10.com

 今もですが、、私がポートフォリオのデザインを考えていたのは2021年3〜4月にかけてだったので、、コロナ禍だったんですよーー。

 コロナ禍のInstagramでは #tussenkunstenquarantaine なるものが世界的に流行ってました。これは家にあるもので名画を再現してアップするというものだったのですが(詳細はここをみてください)、それを見ていた私は、About meの私の写真は名画を再現したものにしよう! と決めました(片桐仁さんの写真を見て、、「私もやってみたいなーー」と思ったところもあります)。

 私はあまり自分お顔を出したくなかったので、顔があまり描かれていない名画、、とすぐに浮かんだのがモネの「日傘をさす女」です。

散歩・日傘をさす女(クロード・モネ)
ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵

 日傘をさす女は3枚か書かれてますが、これだけが顔が描かれている作品ですよねーー。

 顔がない理由を書くと長くなるので書きませんが、モネの意志を継いで、こんな感じのポーズをとって、、顔を隠して撮ろうかなーーと思っていたんですが、モネは有名ですが、、一般的にモネといえば「睡蓮」だと思うので、、この「日傘をさす女」をやって理解してもらえるのか?
 しかも顔隠しなんてマニアックなことして理解してもらえるのか? と悩み、辞めることにしました。

 今でも顔隠しの日傘をさす女は、いいアイデアだと思うんだけどなーー。

 次に考えたのは、単純に私が好きな画家であるということで、ピエール・ボナールを考えました。
 ボナール、日本じゃそんなに有名じゃないですが、、、ただひたすら私が好きっていう愛情で考えました。

 ボナールって言えば、奥さんの入浴姿の絵が有名ですが、、それは無理なので、、「猫と女性 あるいは 餌をねだる猫」(オルセー美術館所蔵)あたりを考えてました。(オルセー所蔵作品は画像載せていいか、よくわからなかったのでやめておきました)
 個人的には部屋に飾って毎日見てる「犬を抱く女」(フィリップス・コレクション)も考えたのですが、、如何せん日本では知名度がない。
 見る人が分からない可能性が高い!!
 でもボナールより愛情ある作家ってあんまりいないんだよなーー。などと思いつつ、ノリノリに考えていたボナール案も辞めました。

 そこで今度は岸田劉生の「麗子像」を考えました。

麗子像(岸田劉生)東京国立博物館所蔵
(画像は研究情報アーカイブズより)

 重要文化財に指定されているし、、教科書にも載っているし、、
それに私、、麗子ちゃん好きだし、、
びじゅチューン!の「夢パフューマー麗子」もあるし、、有名じゃね???
 私、日本人だし、、麗子ちゃんに近いんじゃない??
 髪型もボブだし近いんじゃない??

 と結構真剣に考えてました。
 が、、、洋服が、、近いものがない!!

 ということで辞めることにしました。

(麗子ちゃんはジェーン・スーさんが最高だったと思ってる。今でも私、麗子で挑みたい気持ちがある)


 どの名画になるべきか、、ひっそり悩んでいた私。

 そんな時、友人ななきちさんに軽く話したら、彼女はすぐに「真珠の耳飾りの少女がいいよーー」と言ってきました。

 えーーあのフェルメールの名画です。

 何を隠そう「真珠の耳飾りの少女」は見逃した名画の1つです。「牛乳を注ぐ女」は見たんですけどねーー。
 やっぱりこんくらい有名な作品じゃないと伝わらないかなーー。「モナリザ」よりやりやすいに違いない! などと思い、ななきちさんの意見を採用することにしました。

 特に思い入れがないフェルメールですが、ある程度知識はあるからやれるだろーーと。


 数日後、夕方突然「真珠の耳飾りの少女にチャレンジしよう!」と決意し、#tussenkunstenquarantaineのルールに則り、家にあるもの利用すべくクローゼットを覗きました。

真珠の耳飾りの少女
(ヨハネス・フェルメール)
マウリッツハイス美術館所蔵

 「真珠の耳飾りの少女」の画像を見つつ、使えそうなものを探します。
 頭に巻いている黄色のターバンの代わりになりそうな黄色のスカートを発見したので、これを使用。(あの写真は恐ろしいことに、、スカートを頭にかぶっているのです!!)

 フェルメール作品にとって重要なのターバンは青いストールがあったのでこれ使うぞ! と。

 洋服は白いシャツとベージュのジャケットを着て、真珠の耳飾りは持っているぜぃ!

 これで小道具は揃いました。ここに10分くらいかけたかなーー。

 この写真にはあまり時間をかけるつもりはなかったので、ぱぱっとすすめました。

 写真を撮るときはiPhoneに「真珠の耳飾りの少女」を表示して、ポーズなどを確認しつつ撮りました。。意外に無理のある角度で、結構苦労しました。
 肩の感じとか、顎の角度とか。。
 辛かったです。
 撮影自体は20分くらいでサクッと終わらせて、あとはPhotoshopで加工をすることにしました。

 まずは自分を切り抜き背景を黒に。
 ななきちさんに言われて「真珠の耳飾りの少女」をやることにしたんですが、背景が黒いおかげで撮影の時に背景に気を使わず済んだのが楽でした。

 その後、加工に入ってから「ちゃんとライティングを考えて撮ればよかったなーー」とちょっと後悔。想像以上にこの絵は影が濃い! 一瞬影を描こうと思ったんだけど、あまりに暗い影なので私には難しすぎる、、、、と思い、ここは挫折しました。

 でも左からの光はフェルメール作品の大切な部分だと思ったので、もちろん入れました! これがなきゃ、、フェルメールじゃない。。(数枚違う方向からの作品あるけどーー)

 じっと「真珠の耳飾りの少女」を見て、唇にある光表現の白がることを思い出しました。この白表現は後から修復でつけられたものではないか? という説など聞いたことあります。(唇の端っこにある白のことですよーー)
 ここは特徴だ!!
 と思い、白の光を足します。
 真珠にも、瞳の中にも白の光があるんだなーーと、、じっくり見たおかげで気づけました。
 ぱっぱっと白を足しておきます。

 でも自分の顔から離れるのは良くないなーーと思って、自分から離れないようにすることは心がけてました。別に自分を美化するのが目的の加工じゃなかったので笑

 あとやった加工は色かな。とにかくフェルメールなので青が大切だと思って、青をさらにあのフェルメールブルーに近づけたんですけど、、、今はもっと強い青にすればよかったと後悔してます。

 あと真珠とは思えないほど大きな耳飾りを大きくしましたねーー。「なんでこんなに大きいの?」って思いながら。
 あとで調べるとあの大きさ、、真珠じゃない! と言われてるんですね。納得です。真珠とは思えない大きさです。

 そんなわけで、、、衣装決め、撮影、加工終了まで4時間くらいで終わらせました。短時間で終わらせるのが目標だったので、気に入っていない部分が多々ありましたが(今でもありますが、、)、「これでいい! 自分を美化するのが目的じゃないし!!!」と心がポキポキ折れつつ終了にさせました。

 加工中、あまりにくだらない作業に心が折れまくったので、、、

 こんなことをつぶやいていました。(真珠の耳飾りの少女チャレンジ白目)


 この頃、まだデジLIGに通っていたので軽い気持ちでお友達に見せましたし、A先生にも見せました。

 A先生には真面目な口調で(About meの写真として)「ありです」と言われ、友人たちにはウケたので、、正直、、大した加工してないんだけどなーーと思った次第。

「合成したの?」

 と言われたときは、、「フェルメールはもっとうまいよーー」と思った次第。

 今でももっと計画的に撮影、どう加工するか、、などを真剣に考えた方がよかったかなーーと後悔してますが、Photoshopの加工は苦手なので(Illustratorの方が好き。Illustrator可愛いっw)、チャレンジする意味もあったのでやってよかったかなーーと2mmくらい思ってます。

 まだまだポートフォリオ作成は続くのですが、、、下層ページのWorksなどがあるのですが、、あまり面白いネタがないので、、今回で終了です。

 1つ言っておきたいことは、、Worksの全てのページに私の写真があしらいとして配置していますが、あれは「Bakery Cafe WAKU様のWEBサイトリニューアルの詳細」のページに単眼鏡で覗く私の写真を入れたら、詳細を見てる感じがするなーー(普段私は絵を詳しく見るとき、単眼鏡を使って見ているので、、)というアイデアからつけることにしたのです。
 で、全ページつけないとバランスが変だと思い、泣く泣くつけました。。えーー今でも泣いてます。

 そんな思考のもと作ったのがあのポートフォリオでした。
 本当は、、、おまけにミュージアムショップをつけたかった。。。

終了